http://saradakann.xsrv.jp/y_key_1456d36d458ffacd.html

現代小説 更新中

「ループで名高い清水トンネル」

「ループで名高い清水トンネル」

大人の「上毛かるた」(41)

読み札(る)・「ループで名高い清水トンネル」



画像の説明


画像の説明


 清水トンネル(しみずトンネル)は
上越線の群馬県と新潟県の間にあるトンネルのことです。
名称は、付近(直上ではない)にある
清水峠にちなんでつけられました。

 
 清水トンネル - 1922年着工、1931年9月1日開通。全長9,702m。
 新清水トンネル - 1963年着工、1967年9月28日開通。全長13,490m。
 大清水トンネル(新幹線用) - 1979年完成、1982年11月15日開通。全長22,221m。

画像の説明



 清水トンネルができる前の関東地区と新潟を結ぶ鉄道は、
高崎から碓氷峠を越えて長野・直江津経由となっていました。
これが新潟県(越後)へ行くメインルートで、
信越本線と呼ばれていました。


 途中には難所の碓氷峠もあり、
関東と新潟の往来は非常に不便でした。
1914年には磐越西線が全通し、
東北本線と同線を使用して向かうこともできるようになりましたが、
いずれにしろ遠回りであることに変わりはありません。

画像の説明



 最初の上越線・清水トンネルは、
群馬県の水上から新潟県の越後中里まで、
その間にそびえる谷川岳の中腹を貫いて、7つの
単線トンネルが掘削されました。

 谷川岳の山体は「閃緑岩」と呼ばれる硬い岩でしたが、
総体としての工事自体は丹那トンネルのような
悪戦苦闘の難工事ではありませんでした
群馬側・新潟側の両方にループ線を設置して高度を稼ぎながら、
土合駅と土樽駅間の本トンネル(清水トンネル)の
長さをできるだけ短縮しました。

画像の説明



 またこの県境の長大なトンネルは、
さまざまな点から注目を集めました。
開通後、川端康成が越後湯沢(湯沢町)を訪れるようになり、
その経験を元に1935年から執筆されたのが有名な『雪国』です。
小説冒頭の「国境の長いトンネル」が、
完成したばかりの清水トンネルであったとされています

 ループ線(ループせん)とは、
鉄道や道路において、山間部に隧道(トンネル)や
橋梁を建設して、螺旋状に線路もしくは道路を敷設することにより、
急勾配を緩和して、ルートを形成する手法、
またはその線形のことを言います

画像の説明



 鉄道はその性質上急勾配には弱く、
非力な蒸気機関車であればなおさらでした。
 山間部に鉄道を建設する場合には、
急勾配を避ける必要があります。
しかし鉄道の創業期から、
第二次世界大戦後まもなくくらいまでは
土木技術が未熟であり、高所構造物(特に橋梁)や
長大トンネルの建設は難しく、
なるべく自然の地形を利用したルートが選定されました。


 ループ線はスイッチバックと並んで、
勾配緩和として有効な方法であり、
山間部を貫通する路線に採用されました。

画像の説明



 しかし、ループ線は
必然的に曲線が多くなるため、駅間距離も長くなり、
列車を速達させるためには不利となり、
線路保守の手間もかかります。
時代が下るにつれて、
鉄道経営上のネックとなることも多くなりました。


 さらに、第二次世界大戦後の
急速な土木技術の発達により、
山間部における橋梁、高架橋、長大トンネルの
建設が当たり前になり、
ループ線を採用しなくても
ルートが形成できるようになりました


 例えば単線のループ線で
建設された区間を後に複線化した上越線では、
新線側はループ線を採用せずに長距離トンネルで
ループ線の地下深くを直進している。

画像の説明



 ただ、北陸本線のように
旅客列車より勾配制限のきつい貨物列車を運行する都合で、
新線側へループ線を採用した事例も存在するようです。
また、環状になっておらず「Ω」や「S」の字状に
なっている物もあるようですが、
これを広義のループ線に含めたり、
「半ループ線」と呼ぶこともあるみたいです。

 鉄路同様、陸路も便利になりました
それが、上越本線と並行して走る関越道の、
関越トンネルの完成です


 陸路も、上越方面へ抜けるには
以前は三国峠(トンネル)を越えなければなりませんでした。

画像の説明



今は関越自動車道がありますから、
ラクラクと上越方面へアクセスできます。


 ところが、この関越トンネルのために
ドライバーは結構面倒な作業を強いられる時があります。
月夜野-湯沢間の間にある関越トンネルは、
既に雪の多い地方となっていますので、
雪の多い日は関越自動車道の下牧(しももく)あたりで
チェーンを巻く必要があるのです。


 しかし、関越トンネルは除雪が完備している
(トンネルの中なので当然ですが)ので、
チェーンを外さなければなりません。

画像の説明



そしてトンネルを越えるとそこは雪国ですから、
当然またチェーンを装着しなければなりません。
 チェーンの装着に慣れているドライバーならまだしも、
サンデードライバーには辛いものがあると思います。


 積雪時には、
下牧PAからトンネル入口の谷川岳PAまでチェーンを巻かされます。
全車PAに誘導されますから否応なしです。
そして雪の無い道を延々と走らされ、
関越トンネルの手前で脱着します。


 そしてさらに、
トンネルを抜けるとまたチェーンをはめるという作業を強いられます。
雪の全く無い道路でチェーンを装着させるJHの指示には疑問を禁じ得ません。
がしかし、場内の係員にそのことを伝えたら
「もっともだ」言うだけで、まったく喧嘩にもなりません(笑)

画像の説明



 冬場の関越自動車道は
「冬用タイヤを装着してください」
といたるところに案内看板がありますが、
まさしくそのとおりで、スタッドレスが必須です。


 スタッドレスをはいていれば
チェーン装着を強いられることはありません。
ですが、安全のためにチェーンは携行したほうがいいでしょう。


 ちなみに関越トンネルは
平成3年に全線開通したトンネルで、
道路用トンネルとしては日本一長いものです。
群馬県の月夜野と新潟県の湯沢の間、11kmを30分で結びます。
(トンネル内は、制限速度が、70㎞です)


 長いトンネルでは
防災の設備も大事ですが、
関越トンネルはその点でも最先端をいっています。
長いトンネルの中には非常口がいくつも有り、
その非常口を辿って、
山腹に出られるようになっているのです。

画像の説明



 なお余談ですが、雪道を走りますと
道路に撒かれた融雪剤がクルマのボディに跳ね上がります。
これは塩分を含んでいるので、ほうっておくとボディを傷めますので、
帰ったらすぐに水洗い洗車しましょう。

 できれば床下も洗い流すスチーム洗車がベストでしょう
長いトンネルを抜けると雪国ですが、
雪道を抜けたら洗車場をめざしてください(笑)




大人の「上毛かるた」 へ戻る

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional