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現代小説 更新中

「三波石と共に名高い冬桜」

大人の「上毛かるた」(11)多野郡鬼石町

読み札(さ)・「三波石と共に名高い冬桜」



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 鬼石(おにし)の三波石(さんばせき)は、
緑色の結晶片岩のことで、高価な庭石として流通しています。
石を産出するのが、神流川上流の三波石峡です。


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 三波石峡は江戸時代から、景勝地として知られています。
このあたりは断崖絶壁が連続し、結晶片岩の奇石や、巨岩が露出します。
地質学的にも、貴重な場所です。
調査にやって来た小藤文次郎氏により、この一帯で発見された結晶片岩が
「三波川結晶片岩」と命名されます。
1957年(昭和32年)。国指定の名勝とされ、天然記念物の指定を受けます


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 下久保ダムのある神流湖のすぐ近くにある桜山(標高591m)が
カルタで詠まれている冬桜の名所


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 山頂を、桜山公園として整備しています。
春に咲くソメイヨシノのほか、11月末から12月初旬にかけて咲く
冬桜が有名です。
日本さくら名所百選に選ばれています。


 もともと、日露戦争の戦勝記念として明治41年。
桜とカエデを植えたのがはじまりです。
大正5年のころから、植樹した桜の一部が、冬に開花するようになりました。


 昭和48年。山火事により冬桜の大半が消滅します。
三波川山桜保存会が発起人になり、村民が保有していた苗を用いて復興作業が始まります。
いま咲いているのは、そうして育てられた二代目の冬桜です。



 
 鬼石(おにし)の名前から分かるのように
ここにも火山や、噴火にまつわる逸話がいくつか残っています。
そのうちのひとり、だいだらぼっちを紹介します。
各地には巨人伝説がありますが、関東や甲信地方は特に多いようです。


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 だいだらぼっちは、でいだらぼっち、だいらんぼう、でいらんぼう、
だいらぼう、だだぼうなど、いろいろな呼び名があるようです。


 だいだらぼっちは、富士山クラスの巨大な山を作ったり1日で作ったり、
大きな沼を作ったと伝えられています。
各地に伝説が残っています。
土地によって内容も違い、作った山や沼に違いがあります。




(1) 富士山を作るため、甲州(山梨県)の土をとって土盛りした。
   そのため、甲州はすり鉢状の盆地になった。


(2) 上州(群馬県)の榛名富士も。ダイダラボッチが土盛りして作ったものだ。
   土を掘った後が、榛名湖になった。
   駿河の富士山より低いのは・・・もうひともっこ運ぼうとしたが夜が明けたため、
   途中でやめたからだ。

(3) ダイダラボッチは上州の赤城山に腰掛けて、うんと足を踏ん張った。
   そのとき足跡がくぼむ、水たまりができた。
   木部にある赤沼がそれである。

(4) 富士山の姉だった浅間山が、自分より背の高い妹の富士山に嫉妬した。
   おまえの土を、自分の頂上にわけろと言い出した。

    富士山は了解したが、歩いて運ぶことはできない。
   それを聞いていたデイランボウが、前掛けを使いたくさんの土を
   富士山から浅間山へ運んでくれた。

    しかし、浅間山は前掛けいっぱいの土を見て、「これじゃあ少ないよ!」
    と言って前掛けを叩いた。

     土がこぼれて、浅間山の横に積み上がった。
    これが前掛山だ。
    もう一度運ぶというデイダラボッチの言葉もきかず、浅間山が怒りだした。
    ついには火を上げ、溶岩を流し、周囲に火山灰をまき散らした。


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 大きな火山には必ずといっていいほど、ダイダラボッチ伝説が残っています。


 神話の世界では、赤城山のオオムカデと、日光の男体山の大蛇が
中禅寺湖の所有をめぐり、大合戦をしたという話があります。
決戦の場所が、奥日光の戦場ヶ原。
東北の八郎潟にも、大男が存在したという話が残っています。
いったい何人のだいだらぼっちが、日本にいたのでしょう・・・


 擬人化した表現も、たくさん有ります。
荒れ狂う「火の女神」とか、「山の神」などなど。
女性をこのように例えています。
だいだらぼっちという大男も、たぶん、火の女神には手を焼いたと思います。


 大男たちには、「のんびり屋」が多いようですが、
かたや女神たちは、美貌の影に烈火のようなエネルギーを秘めているのです。
とてもではありませんが、勝てるはずがありません(笑)




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